グローブの選び方

登山での正しいグローブの選び方とは?
夏や冬の季節別におすすめなモンベルの手袋を紹介!
登山でグローブを着用する理由ってなに?
登山中級者以上の方の中では、登山やハイキングでグローブを着用するということは常識ですよね?
 
しかし登山初心者の方や、これから登山を始めたいと思っている方からは、「手袋って冬だけすればいいんじゃないの?」、「登山でグローブを着用する理由ってなに?」といった声をよくお聞きします。
 
ここでは、登山やトレッキングでのグローブの必要性や選び方、またおすすめの登山用グローブを愛知県名古屋市の登山用品専門店「駅前アルプス」が解説します。
登山やトレッキングでグローブを着用すべき3つの理由
まず始めに登山用グローブを着用すべき3つの理由について解説していきます。
登山初心者の方やこれから登山を始めたいという方には、登山にグローブが必要だというイメージはあまりないかもしれません。しかし、登山ではむき出しの手を襲う危険が至る所に潜んでいます。

①岩肌や転倒などによるケガ防止のため

岩肌や転倒などによるケガ防止のため
登山は足だけ使うものだと考えている方は要注意です。
初心者向きの山でもロープや鎖を伝うことはありますし、山頂に近づくにつれ傾斜がきつくなり、岩場では手を使いながら登ることもよくあります。また下山の際には、足場のぬかるみや疲労による転倒の確率がぐんと増します。
 
その他、転倒の際には手を最初に地面に付ききますし、登山はさまざまな状況で手が一番ケガをしやすいのです。

②寒さから手先を守る防寒対策のため

寒さから手先を守る防寒対策のために手袋は必要
家を出発の際にはなかなか想像しづらいのですが、山では標高が1000m上がるにつれて約6.5℃気温が下がるといわれており、夏場でも山は寒いことが多くあります。
 
富士山など3000m級の山に挑戦する場合は、地上で暑くても山頂では零度近くや氷点下の気温になっていると想定し、準備しましょう。

③天候が荒れやすい山での防水対策のため

天候が荒れやすい山での防水対策のため
山では天気予報が当てにならないことが多いです。「出発前は晴れの予報が、山頂では雨だった・・・」なんてことはよくあります。
また、雨の中の登山は体温の低下に直結し、疲労を感じやすくなります。
 
山では雨が降るものと常に想定し、レインコートに加え登山用グローブもバックパックに用意しておくと安心です。
以上3つの理由から、山を安全に楽しむためには登山用グローブを着用し、手を守ることが大切です。

登山で軍手はNG!その理由とは?

登山で軍手はNG!その理由とは?
軍手は日常生活のさまざまな場面で役に立つ万能手袋です。
「登山やトレッキングでも軍手さえカバンに入れておけば安心・・・」と考えてしまいがちですが、やはり登山用に設計されたグローブに比べると、防水性、保温性、機能性は劣ります。
 
登山に行くと決めたら、まずは登山用の靴や服をアウトドア用品店で探すのと同じで、登山には登山用に設計された登山用グローブを持っていくのがベストです。
グローブは季節や山の状態に合わせてレイヤリングしよう
登山用のグローブは季節や山の状態に合わせて、春や秋には2枚、真夏には1~2枚、冬には2~3枚をレイヤリング(重ね着)していくのが一般的です。
グローブといっても大きく分けて5種類あり、初心者はどれを選んだらいいのかわからなくなります。
ここからは、登山用グローブの種類やメリット、選び方をみていきましょう。

オーバーグローブ

オーバーグローブ
オーバーグローブとは手袋をレイヤリング(重ね着)した際に、一番外に来るグローブのことです。
 
主な機能として、防水性と防寒性の向上が挙げられます。インナーグローブの上に重ねて使用したり、インナーグロ―ブ∔ミドルグローブの上に使用するなど、レイヤリングを活用し、上手に保温性を調整しましょう。
使用想定季節
冬を想定しています。
メリット
登る山や季節、状況に合わせて保温性を調節できることです。

インナーグローブ

インナーグローブ
インナーグローブとは単体でも十分使用することができる薄手の手袋で、レイヤリングする際には一番内側に来るグローブとなります。主な機能としては保温性と操作性があります。
 
軽量で伸縮性のある素材で作られており、グローブを外すことなく軽作業を行えます。スマホ操作対応のものもあるので、グローブを着脱せずに写真を撮ったり、地図をかんたんに確認することが可能です。
 
インナーグローブを選ぶポイントとしては、綿以外を選ぶことが大切です。綿は手汗で手袋の内側が濡れた際に乾きにくく保温性に欠くため、インナーグローブには向いていません。
使用想定季節
春や秋の体温調節、または冬のインナーグローブとして使用できます。
メリット
軽量で操作性が高く体温調節がしやすいです。

レイングローブグローブ

レイングローブはその名の通り、防水性に優れた手袋です。レインコートと同じようにレイングローブもカバンに入れておくと急な天候の変化にも安心です。
 
雨が降っていない時に使用すると非常に暑くなってしまうので、予備として持っていきましょう。
使用想定季節
オールシーズン使用可能です。冬場は防寒用としても使えます。
メリット
防水性に優れているので、急な雨でも安心です。

フィンガーレス

フィンガーレスグローブ
フィンガーレスグローブは指先がカットされているタイプの手袋です。
 
手のひらを保護しながら、靴ひもを結びなおしなり、スマホの操作などの軽作業ができる機能性に優れた手袋です。
ストックを使用する方にもおすすめです。
使用想定季節
夏を想定しています。
メリット
操作性に優れており、軽作業がしやすいです。

オールインワン

オールインワングローブ
オールインワンはインナーグローブの上にレイヤリングして使用します。オーバーグローブと違って、着脱の簡易性がメリットとして挙げられます。
 
オーバーグローブは中にインナーグローブとミドルグローブをレイヤリングして使用することが一般的で、細かな温度調節が可能です。しかし3枚を組み合わせるためフィット感はオールインワンに比べると劣ってしまいます。
 
その点オールインワンでは細かな温度調節はできませんが、中間層の保温性とオーバーグローブの防水性を兼ねているため、着脱の手間が一枚省けて便利です。
使用想定季節
冬を想定しています。
メリット
着脱の簡易性に優れ、オーバーグローブに比べフィット感があります。
登山用のグローブを買うならモンベルがおすすめ
モンベル(mont-bell)は、機能美、軽量と迅速をコンセプトにしている国産アウトドアメーカーで、高い機能性を兼ね備え、比較的リーズナブルに購入できます。日本のメーカーなので、サイズ感が日本人に合っているのもポイントです。
 
ここからは、モンベルでおすすめな登山用グローブをご紹介します。

急な天候の崩れに安心なレイングローブ

OutDryレイングローブ

mont-BELL(モンベル)OutDryレイングローブ
OutDryレイングローブは、雨天時や残雪時にも使用可能なため、年中活躍する手袋です。
 
水や冷気を最外層でブロックする構造になっており、水や冷気がグローブ内にしみ込むことなく保水による冷えや凍結を防止できます。もちろん濡れた状態でもグリップ力はしっかりと発揮できるのが特徴です。
 
またモンベルの代名詞ともいえる“かさばらない”設計で、非常に薄手なため、ポケットに入れられるなど、持ち運びもかんたんで便利です。
軽くて場所を取らない防水手袋を探している方におすすめのレイングローブです。

厳しい寒さに耐えられる冬用グローブ

OutDryアルパイングローブ

mont-bell(モンベル)OutDryアルパイングローブ
OutDryアルパイングローブは、冬期登山や長期縦走を想定したオールインワンタイプの冬用グローブです。
 
グローブの外側には最高性能の防水性と高い操作性を備えており、細かな操作をすることも可能です。内側には保温性抜群ウール素材の厚手ライナーが内蔵されており、氷点下などの厳しい寒さの中でも安心できます。
 
また、袖口の絞りがワンタッチで操作できる設計になっており、登山時には重宝します。防水性、耐風性、保温性、操作性のすべてをバランスよく求めている方におすすめ。

ライトウィンタートレッキンググローブ

mont-bell(モンベル)ライトウインタートレッキンググローブ
秋~冬や低山登山にはこれ一枚で問題ありません。非常に軽く薄手の設計で、防風性、防寒性が抜群です。
 
機能性にも優れており、人差し指と親指がスマホ操作に対応していますので、グローブを外すことなく画面の確認や軽作業を行うことができます。
 
機能性重視で、秋冬低山ハイキング用のグローブを探している方にはこちらをおすすめします。
ただし防水性に高い処理は施されていませんので、防水性を重視される方はワンランク上のウィンタートレッキンググローブがおすすめです。

シャミースグローブ

mont-bell(モンベル)シャミースグローブ
シャミースグローブは、インナーグローブをお探しの方におすすめな手袋で、厚みもありしっかりとした作りが特徴です。
 
シャミースというモンベル独自のフリース素材を使用しており、装着感は抜群で、さらには保温性、通気性、速乾性にも優れています。スマホ操作にも対応しています。
通勤や通学など普段使いもできる優れものです。

登山時のグローブの購入なら、駅前アルプスにおまかせ

mont-bell(モンベル)の購入は名古屋市の駅前アルプスの店頭か、オンラインショップで!
登山用グローブの重要性は、登山をこれから始めたいという方にとって、なかなかイメージしにくいと思います。
しかし、経験を積むほど必要性を感じるようになり、ケガをしてからでは遅いため、まだ登山用のグローブを持っていない方は次の登山までには用意しておきましょう。
 
駅前アルプスのWebショップでは、紹介したモンベルの登山用グローブを購入できますので、ぜひご覧ください。